職場で使える虎の巻 完成

kuribo-sapporo2010-05-13

札幌市発達障がい者支援関係機関連絡会議 就労支援プロジェクト 制作

「職場で使える虎の巻」〜発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント
 私は「カラーユニバーサルデザイン」のセミナーをきっかけにお知り合いになった方に誘われ、このプロジェクトチームに参加させていただきました。とてもとても勉強になりました。

 昨年の夏頃から試行錯誤を重ねて来てようやく完成。この冊子はA-5版24ページの小さなモノですが障がい者の就労支援に携わる人たち、障がい者の人たちの現場の声を拾い上げてできた多数の方々の思いの結晶です。どうぞ、一人でも多くの方の手元に届きますように。そして「障がいではなく個性」と呼ばれる時が来ますように。

栗田はイラストと表紙デザインを担当させていただきました。

札幌市保健福祉局に問い合わせてください。無料で貰えます。

私の仕事場にもあります。おいでいただければ手渡し致します。

また、郵送代いただければ全国発送も致します。



札幌市保健福祉局で無料で貰えます。

以下「はじめに」の文を転載します。

“Undiscovered workforce” 直訳すると「未発見の労働力」

 これは全英自閉症協会が発行した就労ガイダンスの名前です。「未発見」とは、いわゆる
「発達障がい」のある人たちの豊かな労働力が埋もれていることに誰も気づいていないとい
う意味です。

 発達障がいのある人たちと一緒にいると、その人たちの多くが根っからの仕事人である
ことを「発見」します。そして残念なことに、その多彩な能力が正当に評価されず、発揮されずに
いることにも気づかされるのです。

 札幌市では、発達障がいのある人たちが社会で十分活躍できるよう、支援の体制づくりに
取り組んでいます。そしてこの冊子は、就労支援関係者によるプロジェクトチームが、発達障
がいのある人たちが持つ多彩な才能に気づくために知恵を集め、今の社会がより多様で豊かに
なるように、そのきっかけ作りとして制作したものです。同時に、いわゆる、定型発達の人た
ちを理解するための道具として、つまり、お互いがお互いを知るためのコミュニケーション
ツールとして使うことも可能です。監修として、札幌市精神保健福祉センター精神科医
よる医学的観点も加え作成いたしました。今後、広く皆様に使っていただければ幸いです。



札幌市保健福祉局

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