2012 2/6 後志公立小中学校事務職員協議会セミナー
2012 2/6 いわないホテルグリーンパークにて後志公立小中学校事務職員協議会のセミナー報告です
当日の参加者は四十人くらい。とても熱心に聴いていただきました。
質問用紙を配って書いてもらいました。
メモしておきます。
色弱の質問 2012 2/6 いわないホテルグリーンパークにてセミナー
・なぜ保因者は女性のみなのですか?
・教員採用試験も15年前までは色弱者には受験できなかったのですが、
現在はOKになりました。未だに色弱でもなれない仕事は多いのでしょうか?
・色弱を矯正する(C型にする)ような器具(メガネ等)の開発はされていないんでしょうか?
・色弱で、人によってそれぞれ見える色と見えない色の個人差は大きいのでしょうか?
・焼き肉の判定が見分けにくいのは、人生の中で非常に悲しいことだと思います。
・たくさんの人の眼にふれるものには、ちょっとした工夫をするだけで
C・P・D型に等しく伝えることができるのだと思いました。
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・色弱の生徒が現在色覚検査をやらないので学校では分からない状況があるように思います。
(個人のプライバシーとの関係もあり) どのように知ったらよいのか?
・現実、学校は必ずしもユニバーサルデザインじゃないかも。
・先生方も授業でどのくらい意識しているかな?
・今すぐできることは何でしょうか? お金を掛けられないことが多いので。
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感想
・カラーユニバーサルデザインについては少し興味があり、インターネットから情報を得ていたが、
実際にお話を聴くとより幅広く、より深く知識を得ることができた。
・色弱の方は思っている以上に差別意識が強く、口を開きたがらない。
なかなか生の声を聴くことができないので大変有意義な機会だった。
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・改めて色弱のことについて考えたことがなかったので今回お話しをお聞きして
今まで漠然としたものでしか分からなかったので具体的にお聞きすることができて良かったと思います。
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・色覚とは違うかも知れませんがテレビの大きさは大きくなってますが
画面の字が見えづらくなっているように思います。
色なのか字体なのでしょうか? うちには年寄りがいるので。
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・大変興味深い話を話していただいてありがとうございました。
私の記憶が正しければ色弱の検査を学校ではやらなくなったと思いますので
学校での色弱者に対する意識や対策が薄いように思います。
事務職員とどうしていったらいいかといういい機会になりました
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・色弱の強度〜弱度の違いもDNAが関係しているのですか?
・人は自分の経験している世界が全てと思い込んで生きていますが、本当に一人ずつ皆違うのですよね。
思い込みでいろんな事を対処しないように心がけをしていかねば! と思いました。
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・色弱の人は色のない黒っぽい世界で生活しているようなイメージでした。
以前の職場に色弱の人がいて私から見ると全く違う色なのに「これとこれ違う色?」と聞かれて
びっくりした事がありました。(本人が色弱と言っていたので知っていましたが)
・でも、今日のお話しを聞いて、それから、見て、見え方が違うだけで、ちゃんといろいろな色のある世界、
特にゴッホの絵やライトを当てて色弱の人には見える線があることなど全く違う世界で生きているのだなと思いました。
・これからは色を使った文書などを作る時にはいろいろ工夫してみたいと思います。
・今日はいろいろ聞かせていただき体験させていただきありがとうございました。
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感想です。
・興味深いお話しありがとうございました。見えている世界がこれほど違うとは思っていませんでした。
P型、D型の方が大半でC型が少なくなったらC型に不便な社会になるというお話しがなるほどなと思いました。
自分の所属する学校でP型、D型の児童がいるという話は聞いていませんが、チョークとかトイレの表示とか、
もしかしたら不便を感じているかも知れないと思いました。
(チョーク、eyeチョークシリーズ購入していないし・・・汗)
・ゴッホの絵、大好きで今自分が見えている絵が素敵だと思ったけど
ゴッホが見ていたであろう色で観た絵はびっくりするくらい素敵でした。(同じ色で見なかったことが残念に思いました。)
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・人間の進化は低レベルで進化している
・鳥は4色センサー持っている
・こころで見ている・・・・
・他人の傷みは痛くない。とは正にこのことでした。10人に1人に色弱の保因者がいることが驚きでした。
・知らない世界のことでした。
・行政のガイドラインが早く整備されることを願っています。
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・失礼ですが、色弱な栗田さんが何故あえて建築や漫画の世界に入ったのですか?
その魅力は?
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・カラーをモノクロに変換した場合のモノクロ(写真)の見え方に差があるのか?
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・今まで周囲には色覚で悩んでいる人(表明している人)がいませんでしたが、
予想以上の割合で困っている人がいることが分かりました。
・白縁取りや模様ツケなどちょっとした工夫で見やすくなることや反対に識別しやすいものがあると知り、
今後何かを作る際は意識していこうと思います。
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・P型とD型の違いは?
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・今までに一番危なかったことはありますか?
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・学校に戻ったら、校内を回って見づらいものがないか、点検してみます。どう言ったところに気をつければ良いでしょうか?
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・P型の方々はいろいろな制約(就職など)が合ってご苦労されてきたのですね。
身近に該当する人もなく今まであまり知りませんでした。今日お話を聞くことができて良かったです。
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・治療法などは考えられていないのでしょうか?
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・第一印象、料理の画面
・美味しさが伝わってこない映像でしたが 色と食欲の関係においてC型とP型の違いはありますか?
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・私の勤務している学校は四十人の生徒がいますが一応色弱はいないと言うことになっています。
二十人に一人 10人に1人の保因者なら必ずいるように思うのですが自分でも気づいていないと言うことなのでしょうか?
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・保因者に配慮することはありますか?
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・個々の人で色弱の程度をどのように判定していくのか?
その判定の機会は子供の時はどのような時にあるのですか? 例えば小学校の入学時などですか?
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・小学校一年入学前に実施される就学時検診での色覚検査は本人自身の気づきのために必要ではないでしょうか?
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・昔の同僚で色弱の理科教員がいました。採用試験の時に特訓したら少し見えやすくなかったと言ってましたがどうなのでしょうか?
・教育関係者への普及が必要と改めて認識しました。
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以上のように質問がたくさんでました。それにお答えしている内に時間が来てしまいました。
その後、ご丁寧なメールもいただき、このセミナーが強く印象に残ったということが分かりました。
有り難いことです。
以下は、そのメールの抜粋です。
参加者に講演の感想を書いてもらっておりますので、後日
きちんとまとめたものを栗田さんにもお送りさせていただこうと
思っていますが、とにかく大変好評でした。
数量限定早い者勝ちでいただいた冊子やチョークも、あのあと
あっという間に全部なくなってしまい、やはり参加者の関心の
高さがうかがえましたし、その晩の懇親会の席などでも「今回の
講演良かったわー。」という声を多く耳にしました。
私が講演の中で特に印象的だったのは、「色弱を改善する方法は
あるのか?」という質問に対し、「そもそも『改善』と言うこと
自体がおかしい。」と答えられていたことでした。
言葉の使い方は大事ですね。こういうところにも差別の芽が潜んで
いるのだと改めて感じました。
ありがとうございました。ご報告でした。文責・栗田