CUDOのイベントにて。Think different.

いろいろとありますので、少しずつ書いていきます。

今年2011年の北海道CUDOのイベントはジョブズの死から始まりました。

Think different. 「違うように考えろ」
この言葉はとても象徴的で、カラーユニバーサルデザインの世界にも当てはまるでしょう。
「違いは創造のエネルギーの源である」と友人の久保氏は言っています。例えば、日本と米国の文化が触れるとそこに違いが生じる。違いは位置エネルギーであり、互いの位置エネルギーが運動エネルギーに変換されて両方の文化に創造のエネルギーを呼び起こすというものです。

北海道工業大学で非常勤講師として担当している「芸術論」。その時間を通してたくさんの学びを得ました。毎年共通して出てくる意見がいくつかあります。「芸術なんて人それぞれ価値観が違うんだから好みだ」とか「同じモノを見ても良いという奴も居るし、嫌だという奴も居る」「考えても答えが出ないモノを芸術論と言う」などです。

これらを裏返せば「違い」というキーワードに集約されていくようです。

そして、北海道CUDOのイベントの最後に感じたのも Think different. でした。

色弱体験ルームでゴッホの絵を観ました。いわゆる正常な色覚の人=C型 の人はゴッホの絵が体験ルームの照明の変換によって「3Dのように浮かび上がる」ことにびっくりします。つまり今まで見てきたゴッホの絵に奥行きという新たな次元が加わるのです。これにはびっくりします。

違うこと=エネルギー

もう少し考えたいと思います。